エンピツビャクシン(鉛筆柏槇、学名: Juniperus virginiana)は、裸子植物マツ綱のヒノキ科ビャクシン属に属する常緑針葉樹の1種である。大きなものは高さ30メートルになる高木であり、小枝は細く、鱗片状の葉で覆われる。球果は1年以内に熟し、液果状で直径3-6ミリメートル、紫黒色で粉白をおびる。北米東部に広く分布しており、放棄耕地や荒原、岩石地などにいち早く侵入するパイオニア植物である。北米西部に見られるコロラドビャクシンに近縁であり、異所的に分布している。鉛筆の材料に利用されていたため、エンピツビャクシンや pencil cedar とよばれるが、現在では鉛筆には使われていない。
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