ラスティ・ギャラント

Lusty gallantは16世紀のエリザベス朝イギリスで生まれた色。チューダー王朝時代に流行したダンス（このダンスはバラードに由来する）にちなんで名付けられたこの色は、薄いピンクの色合いである。この色とダンスとの関係は不明である。しかし、ラスティ・ギャラントの名前は、ドレスメーカーが奇抜な色名で消費者の目を引こうとしたことに由来すると言われている。それが功を奏し、ラスティ・ギャラントはドレスの人気色となった。現存するこの色に関する最古の記述は、ウィリアム・ハリソンの1577年の著書『The Description of England』であり、その中で彼はこの色を「空想的な頭を喜ばせるために考案された」色合いと表現している。