ラセットは赤みがかったオレンジを帯びたダークブラウン。三次色として、ラセットはオレンジと紫の顔料が等しく混ざった色である。この色の出典は、切手収集家が切手の色を識別するために使用する「ISCC-NBS Method of Designating Colors and a Dictionary of Color Names」(1955年)である。しかし、標準化するのは難しいと広く考えられており、同じさまざまな名称がさまざまな色調に適用される可能性がある。この色の名称は、ウール製の粗い布を蝋と茜で染めて落ち着いた灰色や赤褐色にしたラセットに由来する。1363年の法令により、英国の貧しい人々はラセットを着用することが義務づけられた。