モーヴは、アオイ科の花(仏語:mauve)にちなんで名付けられた淡い紫色である。オックスフォード英語辞典によると、モーヴという言葉が色として最初に使われたのは1796年から98年で、1859年以前にはほとんど使われていなかったようだ。この色の別名はマロウ(mallow)で、英語で色名としてマロウが初めて使われたのは1611年の記録である。モーヴはマゼンタの淡い色合いよりも灰色と青色を多く含む。ブルー」と呼ばれる多くの淡い野草は、より正確にモーヴに分類される。モーヴはまた、淡いバイオレットと表現されることもある。