ケルティック・ブルーは、ウェールズ語ではグラス・セルティグ、アイルランド語とスコットランド・ゲール語ではゴーム・サイルティーチとしても知られる青の色合いである。ユリウス・カエサルは、ブリタニ人がvitrumで体を青く染めていたと報告している(『Commentarii de Bello Gallico』所収)。vitrumは主に「ガラス」を意味する単語だが、ガリア語の借用語であるglastum(原ケルト語の*glastos「緑」に由来する)のほか、「woad」(Isatis tinctoria)の国内名でもある。ガラスもカラスムギも「水のようなもの」(lat. vitrumは原語インド・ヨーロッパ語 *wed-ro-「水のようなもの」)であることが関係しているようだ。
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